今回は、「ヤモリを家の中見失った時」について解説します。
ヤモリが家の中に現れる原因や考えられることは、食べ物を探している場合など3つあります。
そして、対策は以下の3つ。
虫取り網を利用してヤモリを捕獲し、戸外へと放つ
冷凍スプレーでヤモリの動きを一時停止させ、外部に移す
環境保護の視点から、殺虫剤を使う
ここからは、更に詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
ヤモリ家の中見失う！その際に考えられる原因や状況3つ
自宅でヤモリと出会うことは、意外とよくあることです。
しかし、気がつくと姿が見えなくなってしまうこともあります。
ヤモリがいなくなった後に考えられる状況は、以下の3つです。
- 食べ物が不足し、自ら家を離れる
- 家の中で繁殖を始める
- 屋内で命を落とす可能性
それぞれの状況について、詳しく見ていきましょう。
食べ物が不足し、自ら家を離れる
ヤモリは餌を求めて家に侵入します。
屋内で十分な餌が見つからない場合、彼らは静かに外へ戻ることが多いです。
ただし、これは家の外に出られる明確なルートがある場合に限ります。
家の中で繁殖を始める
室内がヤモリにとって快適な環境、つまり餌となる虫や水が豊富にある場合、ヤモリが家に定住する可能性があります。
特に、オスとメスのヤモリが同時に侵入していると、その場所で繁殖が始まるリスクがあります。
ヤモリは移動範囲が広くないため、快適な生活環境が整っていると、その場所を長期間住処とすることがあります。
屋内で命を落とす可能性
ヤモリが家の中で命を落とすケースもよく耳にします。
その要因には、以下のような複数の理由が考えられます。
- 人間に踏まれる
- 餌が不足する
- ペットに捕まる
- 家具の下敷きになる
ヤモリは餌が足りずに餓死し、体が乾燥してしまうことがあります。
また、体が小さいため、布団や家具に押しつぶされることもあれば、ペットの猫に捕まってしまうこともあります。
このように、ヤモリにとって家の中での生活が必ずしも安全とは限りません。
ヤモリが見失った後に見つけるコツ
自宅でいつの間にか視界から消えてしまったヤモリを探し出すための方法は、以下のステップをゆったりと行ってみてください。
ヤモリが好む空間を作り出すことが、そのコツとなります。
ノイズを立てずに、不用意な動きを避ける
ヤモリは非常に敏感な生物で、些細な音でも察知してすぐに逃げてしまい、隠れる場所を求めます。
したがって、静寂な状況を保ち、不要にうろつくことなく静かに待つ方が適しています。
夜の訪れを静かに待つ
ヤモリという生物は、夜行性で、昼間は見えなくなる習性を持っています。
彼らは夕方から動き始めるため、日の出ている時は彼らの存在を確認することは難しいです。
そのため、夜が来るまで、じっくりと見守ることが必要となります。
照明を活用したヤモリの引き寄せ
ヤモリは光に引かれてくる虫を食する性質があるので、明かりのついたエリアに自然と寄ってきます。したがって、全ての部屋の明かりをつけてしまうと、どの部屋にヤモリが出現するか予見することができません。
待ち受けるという策略をとる場合は、目標とする部屋だけに照明をつけ、ヤモリを静かに待つようにしましょう。
安全な退治の仕方
家の中にヤモリが侵入してしまった場合、以下に示す3つの方法で対処することが可能です。
- 虫取り網を利用してヤモリを捕獲し、戸外へと放つ
- 冷凍スプレーでヤモリの動きを一時停止させ、外部に移す
- 環境保護の視点から、殺虫剤を使ってヤモリを取り除く
ただし、ヤモリは害虫ではありません。よって、可能な限り生かした状態で自然に戻すことを推奨します。
虫取り網を活用しヤモリをリリースする
ヤモリは敏捷性に優れていますが、大型虫採り網の利用で容易に捕獲可能です。
子供が使用する、セミやカブトムシを取るための比較的安価な虫取り網でも事足ります。
網をサッとヤモリの位置に落とし、軽く回転させることで、網の中にヤモリを安全に確保でき、逃げる余地はありません。
得られたヤモリをその網ごと移動させ、自宅周辺の空き地などにリリースしましょう。
凍結スプレーの活用法
ゴキブリ専門の凍結スプレーを用いて動きを停止させ、その後で野外に放すという戦略は大変賢明です。
このスプレーは、虫を殺すための成分は配合されておらず、ただのまったくにヤモリを一時的な休眠状態にするので、安心して外部に放出することができます。
さらに、騒動を起こすような動きを停止させるので、動かなくなったヤモリを箸で挟んで外へ移すのも難しくありません。
ヤモリを排除する方法
もし手元にゴキブリ専門の殺虫剤がある場合、それを利用してヤモリの排除が可能です。
スプレーを一度だけ吹き付ければ、すぐさま効果が期待できます。
ただ、理想的にはヤモリを野外へ適切に放つことが好ましいでしょう。
ヤモリを外部に導いて逃がす対策2つ
住宅内に入ってしまったヤモリを自然に外に誘導するための、以下の2つの手法が効果的です。
- 自然光を取り込むために窓やドアを開ける
- ヤモリの餌となる害虫を住宅内から排除する
扉や窓を少しだけ開ける
ヤモリは家の扉や窓があることにより、どんな場合でも侵入してしまいます。
全てのヤモリの道を塞ぐと、必要な時に外部へ戻ることができなくなる可能性が存在します。
もう見られないヤモリが以前いた所の窓を少し開けることで、ヤモリは自発的に外部へと去るでしょう。
ただし、この行為はゴキブリや蚊などの他の不快な生物や、異なるヤモリが内部へと侵入するリスクも含むため、一概に推奨されるわけではないということを覚えておいてください。
ヤモリを近づけないための工夫
ヤモリが我が家に進入してくる背後には、彼らの食物を求める生物学的傾向があります。餌となる「小型の昆虫」が存在しなくなれば、ヤモリもあまり近づかなくなるのです。
彼らが主に狩る獲物は以下です。
- コオロギ
- ガ
- シロアリ
- バッタ
- クモ
- ゴキブリの幼虫
上記の害虫を的確に駆除することで、ヤモリが探す餌が無くなります。とりわけ、家の中で頻繁に目撃されるクモやゴキブリの幼虫への対策を優先し、積極的に駆除を続けることが重要となります。
ヤモリが家の中いる3つのメリット
ヤモリに嫌悪感を覚える方もいるでしょうが、彼らが我が家に棲むことは案外利点が多いのです。
- さまざまな害虫を捕食してくれる
- 幸運を呼び込む存在とされている
- 人間に危害を与えるような咬む行動をしない
もしヤモリが目に入ったとしても、特に肌立つほどの嫌悪感を感じなければ、彼らを自然のままにしておくのも良い選択肢となります。
家の守り神としてのヤモリ
ヤモリという生物の漢字での表記は複数種存在し、「家守」や「屋宮」などと呼ばれることもあります。
これらの名称は、いずれも「家を守る」という意味合いを伝えており、ヤモリが私たちの生活空間で害虫を排除する役割を果たしていることから、この名称が与えられました。
この結果を理解している人たちの中には、ヤモリを部屋で見ても、積極的に追い出さず、共生の精神で野放しにする人たちもいます。
ヤモリがゴキブリ等の害虫を捕食することは広く知られているとはいえ、全てのゴキブリがその餌になるわけではないという事実もあります。
具体的には、成熟したゴキブリの成虫は、ヤモリにとって大きさが大き過ぎて捕食できず、主に幼虫のゴキブリを捕食しているのが実情です。
幸運の象徴
ヤモリは昔から大切な存在とされてきました。
ヤモリが姿を現したり、自分の家を訪れてくれた際には、以下に示すような幸せを引き寄せてくれるとの吉評が伝えられてきました。
- ホーム内の調和
- 富の繁栄
- 愛情運のアップ
- 家族間の一致
スピリチュアルな視点を大切に考えているのならば、ヤモリを追い払う行為は、運氣の流れを断つことにつながる可能性があるので注意が必要でしょう。
人に害は与えない
ヤモリは決して人間に害を及ぼすことはありません。
人が近寄ると、それらは逃げる傾向があります。
したがって、ヤモリが人間に積極的に接近することは追い詰められない限りありません。
このような性質を持つため、家の中にヤモリが存在していても何ら問題は起こりません。
家にヤモリがいるデメリットは排泄
ヤモリが自宅に居座ることで発生するマイナス面といえば、その排泄行為に過ぎません。
どんな生物も排泄は避けて通れない生理現象です。しかし、フンが新鮮な状態だとその臭いが気になることもあるでしょう。
時間とともに排泄物は乾燥し、パサパサと崩れてしまいます。
衛生観念からすれば、こんな状況は望ましくありません。
さいごに
ヤモリは、害虫を駆除する存在として自然界で作用しています。そのため、彼らが気にならない限り、わざわざ追い出す必要はありません。
それでも、何らかの理由で外に出したい場合は、ヤモリが活動する夜間に対応するのが効果的です。
しかし、自分の実家での経験から言うと、特別に何も手を加えなくても、いつの間にか姿を消していることが多いので、そのまま放置するという選択も可能です。
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