通帳をなくしたらやばい?考えられる悪用の危険性と事例もご紹介!

今回は、通帳をなくしたらやばいのか?を解説します。

結論からいうと、悪用されて被害を受ける可能性があります。

うっかり通帳を亡くしてしまった!と悩む人は多いです。
実は、私も以前同じ経験をして調べたことがありますので、今回こうして記事にまとめてみました。

ぜひ、今の状況を悪化させないためのヒントにしてください。

目次

通帳をなくしたらやばいの?悪用の危険性

果たして通帳を紛失した場合、それが悪用の源となるのか否か。

それについての答えは、実は悪用の可能性がゼロではない、ということです。

通帳ごとに指定された印鑑が必要となるため、金融機関から直接金を引き出すためにはこの印鑑が不可欠です。

また、引き出す額によっては通帳名義人の身元が明確であることを示す証明書類も求められるため、明らかに他人の通帳を用いて気軽に窓口での引き出しができる、というわけにはいきません。

だが、そういったシステムの盲点をついて、わきまえない人間が他人名義の通帳から預金を引き出す、といった事例は確かに存在します。

次の章ではその悪用事例を詳しく取り上げますので、日々の生活の中で抱くべき危機感を意識しながら、各事例を詳しく見ていくことをお勧めします。

よくある通帳の悪用例3つ

よくある通帳の悪用例を見ていきましょう。

闇金による送金(身に覚えのない借り入れ)

手元にない通帳に、気づかぬうちに黒い貸金業者から資金が口座に送金され、借入れを行っていない状況にもかかわらず、法外な手数料を含む不当な請求が行われることもあります。

さらに、この種の悪徳業者は、一般的な市場金利ではなく、異常に高い金利を請求します。

例えば、返済ができない場合には、もちろん取り立てが生じることになります…。

預金を引き出される

預金引出しの方法は金融機関によって異なり、中には通帳や暗証番号を用いて取引を行えるところも存在します。

ただし、暗証番号については、例えば「0111」のようにシンプルで予想しやすいものに設定すると、被害に遭うリスクが高まることを念頭に置いてください。

なりすまし被害

偶然にも通帳が悪意ある人物に拾われてしまった場合、自身の口座が「オレオレ詐欺」などの違法行為の受け取り口座として勝手に利用される可能性が存在します。

自分自身が罪を犯していないとしても、口座の名義人であるという理由から、究極的には罪に問われるという状況に陥ることもあります。

その危険性は計り知れません。

多くの人がキャッシュカードは絶対に紛失してはならないと思いつつ、通帳なら無くしても問題ないと思い込んでいるかもしれません。

しかし、それは誤りで、キャッシュカードと同様に通帳も絶対に紛失してはならないというのが真実です。

通帳を失くしたら?2つの対処法

すぐに銀行に連絡

通帳が見つからない場合、最初の行動は銀行への通報です。

銀行の多くには紛失や盗難に対応するための緊急コールが設けられています。

よって、まずその緊急コールへ事情を伝え、該当口座の全取引を中断するよう要請します。

その後、通帳の再度発行の手続きを進めていきます。

再発行料は約1000円で、それによって元の口座番号を保持したまま新たな通帳を取得することができます。

警察への届け出

通帳が見当たらなくなった場合、まず警察に紛失届を出しましょう。なお、時間や場所などの詳細情報は、最大限に思い出して記入が必要となります。

警察への届けがあると、口座からの不正出金事例発生時に、防犯カメラの利用や厳格な調査等が可能となります。しかし、警察への届出がないと、銀行によっては補償が無効となる可能性もありますので、必ず届けましょう。

例えば、ゆうちょ銀行は、通帳だけでの出金が可能なので、紛失したら大変な事態となります。そのため、十分に注意を払い、紛失時の対応策をしっかりと予め把握しておくことが大切です。

悪用された時の補償

もし自分が悪用の被害にあった場合の補償の有無について疑問に思ったら、、銀行では預金が不正利用された被害者を守るための補償制度が存在しますので、ある程度は安心してください。

具体的には、JAバンクを例に挙げると、不正な利用が発覚した場合、預金者保護法に基づいて損失分の補償を行ってもらうことが可能となっています。

さらに、平成20年に導入された「振り込め詐欺救済法」によれば、振り込め詐欺に使用された口座を凍結し、資金の流出を食い止めた際には、凍結した口座の残高が被害者に分配されることとなっています。

ただし、失くした本人が重大な過失を犯した場合には、補償を受け取ることはできません。その点は注意が必要です。

また、補償の詳細は金融機関により異なるため、今回の話を機に、各自で確認してみることをおすすめします。

さいごに

通帳が無くなってしまった場合、それが悪用される可能性があります。

その為、紛失に気付いたら迅速に金融機関や警察に届け出ることが大切です。

通帳を無くす事態にあっても、すぐに対策を講じることで、あなたの大切な財産を守ることが可能となります。

もしもの時のために、この記事を参考にしましょう。

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