今回は、プラスチックの蓋が開かない時の原因、対処法を解説します。
結論からいうと、原因は以下2つ。
・気圧変化
・食べ物が挟まっている
対処法は、お湯をかけたり電子レンジで暖めるなどを含めた7つあります。
プラスチックの蓋が全然開かなくて困っている人は多く、
私も以前同じ問題に直面して色々と調べたり試行錯誤をした経験があります。
そこで今回私が調べたことをご紹介していきますね。
ご覧ください。
プラスチックの蓋があかない!原因は2つ
プラスチックの蓋が開かないときに考えられる原因を2つ解説します。
気圧の変動による蓋の締まり具合
電子レンジによる加熱後、プラスチック製容器の蓋が固定されてしまう主要な要素は、容器内部における気圧の変化です。
加熱により生じた水蒸気が冷めると水分に戻るため、その影響でコンテナの内部気圧が低下します。これが原因で、外部からの圧力が蓋に作用し、開封が非常に困難になるのです。
加熱することで、食品中の水が蒸発し、蒸気になります。水蒸気は水分よりも約1700倍の体積を有しているため、容器内の気圧は急速に高まり、ときには細かい隙間から水蒸気が漏れることもあります。
温度が低下すると、蒸気は再び水に戻り体積が小さくなります。このため、内部気圧が減少し、外部からの圧力により蓋が強く閉じられるのです。
熱々の料理を容器へ入れて蓋をしても同様の現象が見受けられます。
蓋と容器の間に物体が詰まる問題
飲食物を収納するための容器にて蓋を閉める際にくぐもりが発生する事象について述べます。これは、容器を傾ける動作などから、内容物が流れ出し、その結果として蓋と本体部分の隙間に入り込むという状況が生じます。
収納物が容器の縁に付着し、その状態のまま長時間放置されると、乾燥が進行し、強固な密着状態となります。その結果、蓋の開放が困難となる状況が生じます。
プラスチックの蓋が固く閉じて開かない時の対処方法7つ
開かなくなったプラスチック容器の蓋の取り扱いについて詳しく解説します。
電子レンジ
定番の方法です。
蓋が気圧変動により固定されてしまったとき、電子レンジで少し暖めると、中の圧力を調整し、蓋の開けやすさが改善されます。ただし、加熱時間は最小限に置いてください。
注意点として、加熱後は容器がとても熱くなる可能性があり、扱いには細心の注意を払ってください。
特に、蓋を開ける際には、キッチンミトンの利用などで火傷を防ぐよう気を付けましょう。
容器内の温度が高いため蒸気の圧力で蓋が押し上げられ、突然開けると蒸気による火傷のリスクがあります。
お湯をフタにかける
こちらも定番の方法。
フタがどうしても開かない際、直接お湯をフタに掛けるという手段も効果的です。
この方法でフタの一部がわずかに膨らみ、容器との間に微細な間隙が出現します。その結果、フタを開けやすくなります。
一般的には、容器をシンクの中に置き、熱湯を上部から掛ける方法が取られます。
注意点として、フタが高温になるため、タオルまたは鍋つかみを用いて開封することを推奨します。
ヘアドライヤーで熱する
先程ご紹介したお湯を使った方法が使えない場合におすすめです。
暖かい水が使用不可能であったり、何かを濡らすことを避けたい状況では、ヘアドライヤーを活用すると良いです。
フタの部分を約30秒間ヘアドライヤーで熱し続けることにより、プラスチックは柔軟性を増し、それによってフタをスムーズに開けることが可能となります。
しかしながら、フタが熱くなる可能性がある為、接触する際にはタオルや作業手袋の使用をおすすめします。
容器の形状を変える
蓋が頑丈になってしまったケースでは、それは中の空気圧の変動や、蓋と容器の範囲に何かが挟まったからかもしれません。
その問題を解消する為には、容器を両手で強く握り、押し潰す感じでスキマを作り出すことが有効です。
空気の問題だとすれば、作成したスキマから外部の空気が流入し、蓋が開き易くなります。
又、挟まり込んだ物が原因であるなら、この方法で動き出し粘性を失わせることが出来ます。
特に細かいプラスチックの場合、この方法が安心して行えるかつ有効です。
スキマを作ることが一人では困難な場合は、テーブルの上に容器を横置きにして、体重を利用する手法もあります。
熱湯
蓋が硬く閉じられてしまった際、その開放を助けるためには熱湯の利用が効果的です。重要なことは、蓋全体を深く温湯に浸すことです。
直接容器をお湯に浸けるのが困難なケースには、温湯が染み込んだタオルやキッチンペーパーを蓋の回りに巻き付ける手段が推奨されます。この温湯の蒸気が積極的に作用し、蓋の固定状態を解除する可能性を高めます。
ガムテープ
回転蓋を開ける際は、ガムテープの使用が非常に効果的となります。
最初に蓋の周囲より僅かに長いガムテープを切り落としてください。
次に、そのテープを縦に二つ折りし、粘着部が外側にくるように調整してください。
このテープを蓋の周囲にしっかり固定すれば、追加の手がかりが得られて蓋が緩みやすくなります。
ゴム手袋を使って取り扱おう
時折、病院から引き受けた薬を納めるプラスチック製の箱のフタがすぐには開かないなんてことがありますよね。
この主な要因は、フタと本体の間に薬が入り込んで固まってしまっている事例が大部分だと考えられます。こういった薬を内包する容器は、電子レンジや熱湯を利用するという行為が許されません。
それでは、開け方について説明いたします。
開けるために先ず初めに行うべきは、フタをアルコールコットンや消毒用スプレーで念入りに拭き、ヌルつきを一掃することです。
それを済ませたら、ゴム製の手袋を手にし、フタをしっかり握りこみ回す作業をしますと比較的開き易くなる事を実感します。
これでも開かない状況に陥った場合は、蓋の四方にゴムバンドを1周巻いて、把握する部分を多くすれば解決策になるでしょう。これを試みることにより、大量の力を伝える力をフタに与えやすくなります。
蓋が開かない問題を回避するには
簡単にできる事前対策を2つご紹介します。
プラスチック製容器の正しい利用法
プラスチック製の容器の蓋が開かなくなる事態に対処する手段は色々と存在しますが、元から蓋が固まる状況を防製する予防策が最も肝心です。
その為には、プラスチック製の容器の取扱説明をきちんと守ることが求められます。
例として、「電子レンジでの使用時には蓋を外す」、「蓋を若干あける状態で利用する」などの指示に従って行動するようにしてください。
蓋を全て閉じられてしまうと、包含されている水分が蒸発し、食料品が乾燥してしまう事を防止しつつ、加熱後に蓋が硬化する現象も抑止することが可能となります。
適度な加熱が重要
容器を過度に長い間熱すると、内部の蒸気量が増え、結果として蓋が開きにくくなる可能性があります。
加熱は最低限に抑え、追加が必要な場合は少量ずつ行うことをお勧めします。
これにより、料理の水分を保持し、味の劣化を防ぐことが可能となります。
電子レンジ対応容器の利用方法
近年では、カバーを閉じた状態でも電子レンジで利用できるプラスチック製の入れ物が増えてきました。
こういった容器は、蓋と本体の部分に小さな隙間が設けられていて、蒸気を適度に逃がす作りとなっています。その結果、蓋が硬化することが少ないという特徴があります。
さいごに
たまに遭遇する「容器の蓋が開かない」問題は本当にやっかいですよね。
その解消法を学び、中身を取り出すためには、どうしたらよいのかを考えてみましょう。
困ってしまうこともあるかもしれませんが、そんな時こそ、この記事で紹介する手法をトライしてみてください。
更に、未来のトラブルを避けるための対策として、電子レンジ利用時には蓋を取り外すこと、又は格納する前に容器のふちをきちんと掃除するよう心掛けましょう。
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