ゲシュタルト崩壊しやすい人って?よくある実例5つもご紹介!

どういう人がゲシュタルト崩壊になりやすいのか?

皆さんも一度は経鎓があるかもしれませんが、同じ文字をずっと見ていると、やがてそれが文字として認識できなくなる、という経験があるのではないでしょうか。

今回はそんなゲシュタルト崩壊について掘り下げて行きましょう。

目次

ゲシュタルト崩壊にしやすい人に見られる人の特徴・共通点!

ゲシュタルト崩壊という現象は、病気ではなく、どんな人にでも起こりうる、脳が引き起こす一般的な現象です。だからと言って、すべての人が同じ程度にそれに遭遇するわけではないようです。

その理由・原因については完全な結論は出ていません。

人それぞれの体調、たとえば疲労度などが関わってくる場合もあるようです。

それは、その人のパーソナリティや性質によるものではないことが多く、同じ文字をひたすら見つめ続ける作家や、同じフレーズを何度も何度も聴き続ける音楽家といった職業を持つ人々や、日々の生活上の行動パターンによる影響が大いにあります。

どのように生じるのか

ゲシュタルト崩壊とは、同一の対象をずっと見続けていると、始めは全体像が把握できていたものが、じわじわと各パーツに分類されて見えてきてしまう状況のことを指します。

例えば、漢字やひらがななど、文字においてゲシュタルト崩壊を経験したことがある方は多いかもしれません。つまり、漢字を書き続けていると、「この漢字って、本当にこんな形だった?」と感じたことはありませんか?

特に複数のパーツから成る文字では、ゲシュタルト崩壊が発生しやすいとされています。

ノートに同じ文字を反復して書き出したり、PCやスマホで入力した文字をずっと見続けていると、ゲシュタルト崩壊が発生するかもしれません。ちょっと試してみてはいかがでしょうか。

また、文字にはゲシュタルト崩壊が起こりやすいもの、起こりにくいものがあるカンジです。

例えばひらがなや漢字はゲシュタルト崩壊が起こりやすい一方で、ローマ字など直線で作られるシンプルな文字は発生しにくいと言われています。

5つの実例

ゲシュタルト崩壊は文字だけでなく、色々なものに対しても生じる現象です。

人の顔について

誰かの顔をじっくりと観察し続けていると、そのうちその顔がもはやただの「顔」ではなくなってしまうことがあります。この現象は、自分自身の顔を鏡で見つめ続けると、自分自身の顔を認識できなくなることと似ています。

歴史の中では、ナチスドイツの軍が捕虜としたユダヤ人に対して、鏡で自分の顔を見つめ「お前は一体誰だ?」と自問自答させることで、精神を崩壊させていた、という話まで存在します。ただしこれはあくまで噂の一つに過ぎないのですが。

こうした現象は、一種のゲシュタルト崩壊とも考えられます。

音楽について

同じ曲を何度も聴いていると、たまに思うんです。「あれ、この曲ってこんな感じだったっけ?」って。

これ、あれですよ、ゲシュタルト崩壊ってやつですね。 コードの配列だったり、楽器の音色だったりが頭の中でごちゃごちゃになって、何かちょっとズレて聴こえてくるんですよね。

図形

ゲシュタルト崩壊は、図形や絵でも起こり得る現象だと言えます。

例えば、「٩( ᐛ )و」のようなアスキーアートをずっと見ていると、始めのうちはちゃんと顔だと認識できるものの、時間が経つとそれが何なのか分からなくなってきます。

階段について

幅が一定でデザインが均一な階段が無限に続くと、自分が今登っているのか下っているのか、場所がつかめなくなることがたまにあります。

ずっと進んでいく中で、急に次に足を踏み出す場所が見当たらなくなり、誤って一段飛ばして転んだり、足を踏み外したりすることがあるんですよ。

皮膚感覚

普段からあまり考えずにいますが、衣服の触り心地にさえ意識を向けてしまうと、普段とは異なる感覚に触れられ、不快な感じがしませんか?

実は、皮膚の感覚についても、ゲシュタルト崩壊が起こると言われています。

まとめ

ここまで見てきた通り、長時間同じものを見続けたり同じ動作をすると生じやすいです。

本記事で紹介した事例をもとに、自分に当てはまっていないかをチェックすることで、慌てず冷静に対処することができるはずです。

参考になれば嬉しいです。

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